過去1年間のトータルリターンランキング(モーニングスター社調べ)−前編

モーニングスターが評価対象としている追加型株式投資信託で純資産額が

10億以上のファンドを対象として、モーニングスターが分類しているピア・

グループ分類の過去1年間(07年11月末基準)のトータルリターンの

ランキングを見てみます。今回取り上げるピア分類は「国内小型バリュー」

「国際債券・エマージング(為替ヘッジなし)」「国際ハイブリッド・積極

(為替ヘッジなし)」の3つについてです。

過去1年間における東京株式市場の動きは、米国のサブプライムローン

問題、円キャリートレードの解消による円高や米国の世界経済の相対的

地位の低下によるドルに対する信認低下が相対的に円高につながった

こと、また今までに無い原油高といった要因により波乱含みの展開でした。

この1年間のダウ工業株30種平均指数は9.41%上昇しましたが、

TOPIXは4.44%の下落でした。こうした市場環境下で「国内小型

バリュー」についてはピアグループ平均がマイナス13.12%のリターンを

出し、TOPIXを大きく下回っています。トータルリターンランキングを見て

みると、1位は「トヨタアセット配当フォーカスオープン」が1位。これは、

景気に影響されない医薬品セクターなどのディフェンシブ銘柄のよるもの

です。次に「国債債券・エマージング(為替ヘッジなし)」では、

「エマージング・カレンシー・債券F(毎月分配)」が9.75%のリターンを

出して1位でした。25カ国以上の新興国の債券に現地通貨建てで投資

している点が特徴です。これだけのリターンが出せたのは、為替による

収益も影響していると思われます。最後に「国際ハイブリッド・

積極(為替ヘッジなし)」では「大和住銀 グローバルバランスファンド」が

7.29%のリターンを出して1位になりました。

北米・欧州を中心とした海外株式の比重の高さと、国内株式への投資銘柄

選択の良さが好成績を挙げた要因です。


次回から各ピア・グループ別にファンド名とトータルリターンを紹介します。


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