過去1年間のトータルリターンランキング(モーニングスター社調べ)−前編
モーニングスターが評価対象としている追加型株式投資信託で純資産額が
10億以上のファンドを対象として、モーニングスターが分類しているピア・
グループ分類の過去1年間(07年10月末基準)のトータルリターンの
ランキングを見てみます。
今回取り上げるピア分類は「国内中型バリュー」「国際債券・オセアニア
(為替ヘッジなし)」「国内ハイブリッド・オルタナティブ運用」の3つについてです。
過去1年間における東京株式市場の動きは、世界同時株安・米国の
サブプライムローン問題・円高に起因する神経質な展開になりました。
この1年間のダウ工業株30種平均指数は15.31%上昇しましたが、
TOPIXは0.16%の微増となりました。こうした市場環境下で「国内中型
バリュー」についてはピアグループ平均が3.44%のリターンを出し、
TOPIXを上回っています。トータルリターンランキングを見てみると、
1位の「株主還元株・オープン」が17.21%のリターンを出しています。
これは、株主資本の成長が期待される銘柄に投資するファンドで、
卸売り・輸送用機器セクターへの投資割合が大きかったことが要因に
なったようです。
次に「国債債券・オセアニア(為替ヘッジなし)」では、「三菱UFJ
豪ドル債券インカム」が1位でした。他のファンドに比べ豪ドル建て以外の
政府機関債などへの投資割合が大きく、平均利回りの高かったことが
影響したようです。
最後に「「国内ハイブリッド・オルタナティブ運用」では「ユナイテッド・日米
株式・ニュートラル」が1位になりました。
日米の市場に中立な運用で、リターンは比較的安定していて、米国の
銘柄選定の良さが光っています。
次回から各ピア・グループ別にファンド名とトータルリターンを紹介します。
