最近の日本企業の買収の背景−1
最近、米国の投資ファンドによる日本企業の買収がニュースになっています。
これゆえ、日本企業の買収防衛策が株主総会で採択されています。
では、なぜ日本企業が買収先として狙われているのか?
日本企業の成長性? ではないように思います。
むしろ、高値での売り抜けで利益を狙う、もしくは増配狙いが当たりでは
ないでしょうか。確かに、日本企業は企業買収に関して防衛策を講じて
こなかったのでねらい目であったことは確かですが、買収に動いている
投資ファンドが米国であることがおもしろいです。
日本は、世界最大の債権国といってもいいです。
(今では中国もそうなりつつありますが)
対して米国は世界最大の借金国です。外貨を(米ドルですが)貯め込んだ
国が資金不足の国に経済的攻勢を仕掛けるなら話はわかりやすいですが、
今回の話は逆です。なぜこんなことが起きているのか?
この逆転現象と同じ事が起きているのが為替です。
日本の国際収支は年間20兆円を超える大幅な経常黒字です。
ですから稼ぎが増えれば円が高くなり、やがて貿易や資本取引が
均衡していくのが自然です。(市場原理に基づく均衡です)
この均衡が成り立たない原因は、輸出企業が稼いだドルを円に
換えずにドルをそのまま海外で再投資していることにあります。
なぜ、海外で再投資するのか?それは日本の長期にわたって
続けている超低金利が根本原因と考えられます。
続きは、次回の記事です。
