投信の罠−ファンドオブファンズ−後編

FOFの短所を紹介すると前回の記事でいいましたが、短所というより

要注意点についてです。

FOFでは、組み入れられるファンドとFOF自体で二重に信託報酬がかかり、

さらにゲートキーパーに支払われる投資顧問料が上乗せされることが多いです。

ちなみに金融商品の特徴というものがあります。

これは、商品の仕組みが複雑になるほど、関係者が増えるほど手数料が

高くなる傾向があります。

FOFの代表例として、野村アセットマネジメントの「マイストーリー分配型

(年6回)」のコストを見ると、信託報酬は年0.798%、このうち

0.21%がゲートキーパーの投資顧問料です。そこに組み入れファンドの

信託報酬がプラスされ、実質的な信託報酬は年1.4%〜1.7%に

なります。このファンドがバランス型ファンドとしては高率となるわけです。

このような公募型のFOFは、市販のファンドに比べればコストを低く抑える

工夫がなされているが、やはり信託報酬が1%を超えるものがあり、

総じて高めであることは否定できません。

このマイストーリー分配型についてみてみれば、ゲートキーパーが

選んだ投資対象ファンドの半数が野村グループの運用会社、その他が

外資系運用会社のものになっています。

こうした組み入れたファンドが自社系列のものが多ければ、ゲートキーパーに

任せず個人投資家自身でもっとコストの安い同種のファンドを選ぶことで

コストをかけず、バランスある運用を行うことができます。

何もむやみにゲートキーパーというファンドに組み入れる銘柄を選ぶ

専門家に全てを任せるだけの能力を信じる根拠など何もないのですから。

今まで、FOFについて書いたので、次回は、FOHF(ファンドオブヘッジファンズ)に

ついてです。


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