投信の罠−変額年金保険とは?−後編
前編の終わりで書いたもう一つの手数料について今回はお話します。
変額年金保険のもう一つの保有コストとは「解約手数料」です。
この解約手数料を取る商品が極めて多いのもこの変額年金保険の特徴でも
あります。例えば1年目で解約する場合の手数料率は7%、2年目では
6%、・・・・7年目では3%というように設定されていることです。
これは早期の解約についてはペナルティ的な料率が課せられていると
思っていいでしょう。こうなると、変額年金保険とは早期解約すれば
相当な損をするし、長期にわたって保有し続ければ
継続的なコストが大きくかかってくるようになっているのです。
また、変額年金保険でも購入時の手数料が無料のものもあります。
ですが銀行・証券会社などへ保険会社から販売手数料が支払われる
ケースが多く、その販売手数料が、販売額の4%〜7%というおいしい
商品で、投信を売るよりも多く儲けることができるためインセンティブが
高くなるのです。こうしたこともあり、特に銀行では投信よりも
変額年金保険を売ることに力を入れて売ったため、解約手数料をめぐる
トラブルが相次ぎ、再び投信を売る方に軌道修正するはめになっている
ようです。前編と今回の後編で変額年金保険についてお話しましたが、
インセンティブが投信よりも高いというだけで預金の満期を迎えた人や
余裕資金を持っている人に売りつけたりするものです。
このようなことは昔から行われてきた経緯がありますから、少しでも
慎重に購入するくせをつけることが自分の資産運用に求められること
なのかもしれません。
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