自分で行えるリスク限定−前編
前回、前々回でリスク限定型投信について書きましたが、本来資産運用と
商品選択は資産全体を見て決定することが基本です。資産の一部を見て
これがいい、これが適切というのはおかしい考え方です。
大事なのは、自分の家計の事情を考慮した上で、資産全体の中で
どれだけの額をリスク商品に投資すればよいのか考えるのが適切です。
こうして考えるとリスク限定型投信など購入しなくても、もっと安いコストで
資産運用ができるようになります。
例ですが、TOPIX(東証株価指数)の期待リターンを5%、推定リスク
(株価変動のぶれ幅)を15%とし、資産運用で通常使われる二標準偏差
レベル(約95%の確率でカバーされるレベル)で考えます。
そうすると元本の9割を確保したいのであれば安全資産の利回りを
ゼロとしてもTOPIXを40%まで組み入れることができるようになります。
つまり100万円の資産運用を考えていて、最悪でも元本の9割の
90万は確保したいとする。その場合、60万はMMFやMRF、
個人向け国債に投資、残り40万はETFなどのインデックスファンドに
投資する。そしてこの投資比率を1年ごとに見直すやり方を
とればいいわけです。
もちろんこれは、ある前提を基にしたもので必ずそうなるとか、
絶対間違い無いとは言えません。
これは、期待リターンやリスクの扱いが非常に難しいからでもあります。
他にも気をつける点があるのいですが、それは次回で説明します。
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