投信の罠−キャンペーンのセット販売について−後編

前編で例として記述した中央三井信託銀行のキャンペーンを用いて損得を

計ってみたい。まず、キャンペーン金利は、スーパー定期預金3ヶ月物で

年5%だから税引きで年4%となる。そして総額100万以上

(その内投信は50%以上)の同時申込が条件である。

100万を定期預金にした場合、3ヵ月後の税引き利息はいくらか?

100万×4%÷4=1万円ということですね。(年率4%で3ヶ月しか

優遇金利が有効でないため1年の4分の1ということで4で割っている)

次に、3ヶ月が経過すると、この時点での店頭表示金利が適用される

ことから0.25%が適用され税引き後は年0.2%となる。

この金利が適用された場合は3ヶ月間でもらえる利息は、

100万×0.2%÷4=500円。よって、このキャンペーンで得られる

優遇金利分の利息は、10000−500=9500円となるわけです。

さて、この優遇金利を受けるためには、最低100万以上の投信の

購入が必要となる。投信の購入には大抵販売手数料がかかる。

このキャンペーンで用意されている投信の販売手数料は2.1%から

3.15%と設定されているため手数料は21000〜31500円かかる。

これでは、全く得していないことになります。

このように、キャンペーン金利というのは一見すると得するような気に

なりますがそうではないと思ったほうが良いように思えます。

今回は一例ですが、本当に得するかどうか自分で計算してみるのが一番

良い方法だと思います。それでも、全く何のおまけも無い投信の購入より

金利の優遇があるということは確かです。

だから投信を購入する予定があり、定期預金もしていいなと考えているなら

良いかもしれません。ただ、定期預金する予定が、買うつもりのない投信を

買わされる羽目になるのはいただけません。

なぜなら、投信は元本保障ではないからです。無用なリスクを背負うことに

なるのでその点を充分理解して欲しいと思います。

金利に踊らされて不必要なリスクを背負うことは避けなければいけませんから。


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