原油価格の行方に思うこと-前編

原油市場の価格形成は昔と違ってきたのでしょうか?

今現在、原油価格が少し落ち着いたとはいえ、やはりガソリンの給油のたびに原油高を実感します。

主要産油国で供給停止などのトラブルが起きれば原油価格の指標である

WTI(ウエストテキストインターミディエイト:期近物月間平均価格、1バレル当たり))が1バレル=105ドルにも達する可能性があるとの見方がありました。

このような見方が、1バレル100ドルになってもおかしくないというセンチメントを醸成したような気がします。

「センチメント」は市場感性とも呼ばれ、最近新たな原油価格決定要因になっています。

今まで原油価格の決定要因といえば、需給と投機そして地政学的リスクと言われていました。

だいたいの話ですが、1バレル70ドルなら20〜25ドルが投機と地政学的リスク、残りが需給を反映すると考えられています。

最近になって機関投資家中心の投機は、米国の富裕層、中国、ロシアの新富裕層による個人投資が増えてきました。

こうした個人マネーの流入により今まで以上に投機の影響度が高くなっている現状があります。

次の需給面については、次回に書きます。