ゼロ金利政策転換に思うこと
ようやく日銀のゼロ金利政策の転換がなされた。
金利政策としてはまともにしていく姿勢がとられたわけだが、今までのことを考えると憤まんやるかたない思いがこみ上げてくる。
この思いとは何かというと、日本の銀行の決算についてだ。
メガバンクの中には、トヨタ並の利益をあげたところがある。
利益をあげるのはもちろんよい。但し利益の出し方にある。
トヨタは、政府の政策により守られて既得権益を享受する企業ではない。
世界中の自動車メーカーと競争して、そのブランドと利益を自らの働きにより出したものだ。
それに比べて日本の銀行のやったこととは何か?
トヨタに引けをとらない利益をあげておきながら税金はほとんど支払わず、それにもまして監督官庁は、
銀行を擁護し、高収益を弁護する有様だ。
日本の銀行は、世界でも異様なゼロ金利政策の恩恵を受け、預金者からただ同然でカネを借り、その上
不良債権処理を税金で助けてもらったほどだ。
日本での金融機関の保護政策は、公共性重視という政策の恩恵だが、この恩恵に被っておきながら
預金者や国民に利益を還元する姿勢は、どこに見られるだろうか?
唯一、東京三菱UFJ銀行が、本支店間の振り込み手数料を無料にしたぐらいか。
銀行にとっての優良顧客である一部の金持ち優遇策は、別途にあるだろうが、私には無縁である。
松下電気のように、不具合が見つかった石油ファンヒーターの謝罪を真摯に行なった(謝罪するまでの経緯は褒められたものではなかったが)企業を少しは見習ってほしいものだ。
メガバンクのリテール戦略が、単なる金持ち優遇にならず、真に個人客へのサービスに転換していく事を願うばかりだ。
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