為替ヘッジについて
為替ヘッジについて語る前に、モーニングスターが独自にポートフォリオや投資方針から分類しているピアグループ分類の過去1年間のトータルランキングを見てみる。
このピア分類中の国際債権・グローバル(為替ヘッジなし)を見てみると
1位 アライアンス・グローバル・ハイ・インカムA
2位 DIAM 高格付インカム・オープン(毎月決算)
3位 シュローダー 月果美人
4位 フィディリティ・ストラテジック・インカムB
5位 ピムコ ハイ・インカム毎月分配型ファンド
となっています。1位から5位の1年間のトータルリターン(%)は、順に
14.72、13.08、12.83、11.07、11.05となっていてパフォーマンスは良好と言えます。
上記に挙げた投資信託は、全て為替ヘッジなしですが、投資信託の購入を考える際「為替ヘッジ」についてどのように考えられているでしょうか?
まず、「為替ヘッジ」とは何でしょうか?
ずばり「為替変動リスクが運用の結果に影響しないようにする手段」と言えます。
つまり海外の株式や債券を購入すると、運用先の株式や債権そのものの値下がりリスクとともに必ずついてくるのが為替の変動によるリスクです。
為替ヘッジには、通常一定のコストがかかり、このコストをヘッジコストと呼びます。これは、円貨と外貨の金利差で決まっています。
「為替ヘッジあり」の場合、為替が円高に振れた場合での為替差損が発生しない反面、円安に振れても為替差益も発生しないことになります。
さらに値動きがなかった場合でもヘッジコストがかかりますので運用利回りは低下します。
もしヘッジコストが3%であれば、全く値動きがない場合3%の値下がりを意味するのです。
では「為替ヘッジなし」の場合、為替が円高に振れると為替差損が発生し、利回りにダメージが出ます。反面、円安に振れると為替差益が享受できます。
「為替ヘッジ」には、メリット・デメリットがあり、為替の先行き等考慮のうえでうまく銘柄選択に活用することが大事になります。
