投資信託のメリットとデメリット

まず最初に、海外の債券や株式に投資する国内投信と、外国籍投信との違いは、どこにあるのでしょう?

大きな違いは、外国籍投信は原則として外貨建てということです。

これは、外国籍投信のデメリットにつながります。

基準価格が外貨表示になっているので為替レートで円貨に換算しなければ、基準価格が上がっても下がっているかの判別がつきにくいことが挙げられます。

また国内投信とは違い、外国籍投信は基準価格を調べるのにも新聞などにも掲載されていませんので手間がかかります。

それに、外国籍投信は毎月定額で買い付けできるサービスなどもありません。

では、外国籍投信ならではのメリットとは何でしょう。

日本の法律規制を受けないため運用先や運用方法の選択肢が広く、国内投信に比べて積極的に好利回りを追求することができる。

国内投信の場合、値上がり益に対して20%分を解約時に源泉徴収されますが、外国籍投信の場合には、値上がり益には課税されないという利点があります。

外国債券について知っておいてほしい基本原則があります。

それは、格付けが高いほど安定性が高く、利回りが低いということです。

この基本は、外国投信でも変わりません。

つまり、分配金の高いファンドは格付けが低い外債で、分配金の低いファンドは格付けの高い外債で運用されていることを意味しています。

この信用低い分、利回りが高い債券のことを「ハイイールド債」といいます。
逆に、格付けが優秀な債券のことを「ソブリン債」といいます。

好利回りを狙うのであれば、格付けの低い債券を多く組み入れているファンドを選べばよいし、利回りよりも、安定した運用を目的とするならば、格付けの高い債券を多く組み入れているファンドを選ぶことになります。

このように、好利回りを狙うのであれば、格付けが低い分だけハイリスクであることも確かです。
このようなことを知った上で、投資を行う必要があります。

国内投信と、外国籍投信の違いを最後に見てみましょう。

 ・通貨は何?
   国内投信は円建てが基本、外国籍投信は外貨建てが基本。

 ・為替手数料は必要?
   国内投信は不要、外国籍投信は必要。

 ・基準価格について
   国内投信については、日経新聞で毎日掲載される。
   外国籍投信は掲載されていないので調べる手間がかかる。

 ・信託手数料について
   国内投信は1%から1.5%前後かかる。
   外国籍投信は1.5%から2%前後かかる

 ・投資先について
   国内投信は、国内の法律で規制がかかっているため相対的に格付けが高い。
   外国籍投信は幅広く運用ができるため、相対的に格付けが低くなる。

 ・運用利回りについて
   国内投信は相対的に低くなり、外国籍投信は相対的に高くなる

このように、国内投信と外国籍投信については、一長一短がありますので、自分なりに格付けと利回りのバランスを考えることが必要になります。