分配金についての考察

毎月分配型外債ファンドは、外国債券に投資して毎月定期的に安定した分配金が支払われるという人気の投資信託です。

人気のゆえんは、安定して毎月受け取れるキャッシュフローだと考えられます。

しかし、ここで考えていただきたいというより確認して欲しいのですが、
本当に毎月定期的にお金を必要としていますか?

お金が必要だから毎月分配型ファンドの購入を決めましたか?

この毎月分配型ファンドの落とし穴と見られてる部分なのですが、毎月分配型の分配金再投資についてです。
この分配金再投資というのは、払われた分配金を税金を差し引いてから、また分配金でファンドを買付けることです。

この方式は、言ってしまえば意味のない選択です。

この方式の選択者は、忠実な納税者と言えば聞こえは良いですが、基準価額が下がって
解約することになれば利益が上がらない上に税金を取られることになります。

毎月分配型外債ファンドを買うには、ファンドの仕組みを理解する必要があるのです。

もう一つの注意点は、毎月分配型外債ファンドの基準価額の変動についてです。

一概に、外債ファンドを購入している人は基準価額の変動に無頓着な人が結構多いように見受けられます。

それに比べて外貨預金の購入者は、なぜ持ち値(購入時の為替レート)にこだわるのでしょうか。

外債ファンドは金利部分を分配金として支払いますが、為替レートの変動で基準価額が変動します。

基準価額が下落しているということは外貨預金で為替差損が出ているのと同じ状態なのになぜか気にならない人が多いようです。

一方の外貨預金では、購入した時の為替レートにこだわり持ち値と比較して
いくら損得があるかを気にする人が多いのです。

つまり外債ファンドでは持ち値に結構無頓着で、外貨預金では持ち値に縛られている人が多いということになります。

たぶんですが、外債ファンドの基準価額はよくわからないから気にならない。
為替レートは毎日ニュースで報道されるから気になってしまう・・・。

これでは、合理的な行動がとれません。

外貨預金なら外貨預金のリスク、分配型外債ファンドであれば分配型外債ファンドのリスクがあります。

それぞれのリスクをきちんと理解し、対処するのが合理的な行動です。